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地デジ地デジ
国民の劣化が深刻化している。場当たりな政治家やテレビ人ばかりではない。主婦やオヤジも教師や若者も学者も役所や裁判官にも及んでいる。テレビでは毎日、蝉が地面から出てくる前から地デジ地デジとかしましく騒ぐ。NHKの女子アナなど戦時中のような行け行け感覚で「便利で簡単」だと煽っている。はたして便利で簡単なことはそんなにいいことなのか?自然も人生も、男も女も子供も老人も、厄介でおっかない時間と苦労を背負って生きるから味もあり面白くもあるのだろ!!
そもそもこのデジタル化とは何なのか?
なんでもかんでも数字に変換してしまうことなのか?便利で簡単こそ劣化の大きな要因だ。現金の出し入れに始まり、ケータイ・ポイントカード・改札・株価・売上げ・GDPに為替・仕分けに年金・支持率から視聴率・失業率・出生率にメタボ腹・・・と、数えれば切りがない。どれも数字化の井の中を泳がされているにすぎない。想像力も創造力もあったものではない。昔から数字は真実を何も証明してこなかった。数字とキー(=ボタン)の行きつく先はニヒリズムでしかない。人間、知らなくてもいいことは、知らなくてもいいのだ! 若者も無理して外国に行かなくてもよい。立派な大人・日本人になってからでも遅くはないのだ。
今日必要なことは人間の本性をしっかり見極めることだろう。それには誰しも嘘を発しないことだ。単純だがこれが人生一番難しい。
さて、5月の連休9日間の青森県大鰐町での初めての個展には、連日1000人を超える来館者にめぐまれ、ご尽力いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。9月〜11月はフランスの3箇所で展覧会が催されます。作品の制作・発送は大変ですが「日本」を待っておられる皆様の心強さに勇気づけられます。来年のカレンダー制作も終え、帰国後に印刷に回します。お楽しみにお待ちください。
2010年8月8日猛暑 中島通善
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